人生初めての手術〜皮膚科編④
前回の皮膚科編③の続きです。
皮膚科の先生に、こういう病気の可能性もあるという風に前回説明を受けて
気になってしまい、その病名をなんどもググってリサーチしてしまい
調べれば調べるほどこわくなってきて、この調べる作業で不安になることが体に良くないんじゃないかというくらい
不安で不安で仕方なくなっていました。
ちょうどその頃、来年あたり家を新築したいねと主人と話していまして
住宅ローンの説明なんかを聞きに行ったり情報収拾したりもしていました。
私たち夫婦は、二人で共働きなので、二人の名義でローンを組もうということで情報を集めていたのですが
万が一悪性の腫瘍に一度でもかかってしまった場合、「団体信用生命保険」というのに入れなくなってしまうので、銀行で住宅ローンが組めなくなってしまうんですね。
そのことをタイムリーにその時に知って、まさかまさかまさか、そんなことはないと思いたいけれど
万が一、億が一そんなことになってしまったら・・・と何かとネガティブになっていました。
でも、病は気からとも言うし、神社に行って健康祈願をしたり、少しでも健康を意識して家でヨガやストレッチを始めたりして気晴らしをしていました。
いよいよ手術当日。
クリニックまではそこまで近くもないのですが(歩いて40分ほど)
痛み止めを飲むので、車では来ないでくださいね〜と言われていたので
気持ちを落ち着かせるためと、気晴らしのために歩いてクリニックに行くことにしました。
朝一だったので、まだ患者さんもそこまで多くなく、着くとすぐに名前を呼ばれました。
執刀していただく先生は、前回説明を受けた先生とは別の先生、大学病院から来ている腫瘍専門の外科の先生ということでした。
(前回の説明をされた先生が、恐怖を煽って来て若干苦手だったので、優しそうな先生で少し安心・・・)
手術着に着替え、痛み止めの飲み薬を飲みました。
そして通された手術室・・・
(人生初めての手術です)
照明はあのドラマで見るような、鏡みたいになっている大きな照明が天井から吊り下げられていて
手術台があり、こちらに寝てくださいね〜〜と言われて横になりました。
まずは切る位置や大きさを決めますと言うことで、線でマークされました。
できもの自体は1cmほどなのですが、広めに切って調べたほうが良いということと、縫い合わせた後の見た目の都合上?結構大きく切るようで
結果として5~6cmほどの傷になると言うことでした。
え〜〜〜〜結構でかい〜〜〜〜と思いつつ、
まぁ顔とかではないし、ていうかここまで来て今更引き返せないので
わかりました、と言って、手術が始まりました。
麻酔は局所麻酔だったのですが、5~6箇所刺されたかな??
これがそこそこ痛かった!あと長かったです!(5分くらいかな?)
でも数分して麻酔が効いてくると、触られても突かれても何も感じない状態になり、
それでは切りますね〜〜〜と切り始めてからも、全く痛みは感じませんでした。
ただ、あ、触ってる〜〜とか、あ!結構深くまで押してる感じする〜〜〜!という感覚はなんとなくわかるので
ドラマでも手術シーンとかみれないタイプの私にはそこそこ恐ろしかったです・・・(できればあの触っている感覚すら麻痺させてもらえるとありがたいのだけど・・)
手術の間ずっと目を閉じながら、
「絶対大丈夫!絶対悪いものじゃない!絶対良性!!!!」
と心で念じながら、無事終わるのを待っていました。
切るのは結構あっという間で、縫う方が時間が長かったです。
縫っている間、糸刺してる〜〜引っ張ってる〜〜っていう感覚があり気持ち悪かったでう・・・😭
手術が全部終わり、時計を見ると40分程経っていました。
足はどんなになったのか??包帯で巻かれていてわかりませんでしたが、まだ麻酔が効いていて痛みはありませんでした。
「取ったもの見ますか??」と言われましたが恐ろしすぎて、丁重にお断りしました・・・💦
着替えを終え、痛み止めの薬をもらってタクシーで帰宅しました。
手術前すごくすごく怖くて緊張しましたが、案外乗り越えられました。
少しずつ、強くなっているような気がします。