なし子のおへや

33歳 1人目妊活中のOLです!思いがけず、妊活期間が長くなりそう?な気配なので、自分の気持ちの整理と備忘録としてブログに書いて行くことにしました。日々の考え事・起こったことをゆるーく書いています!

子供が欲しい理由〜自分と向き合うこと

妊活をはじめてから、今まで深く考えていなかった、いろいろなことを考えるようになりました。

  • 自分自身の体のこと、健康に関すること・・・
  • 家族設計、計画、将来の夢・・・
  • お金について、働き方、時間の使い方について・・・

 

「妊活」、「不妊治療」と言葉にすると一言でも、

その周囲にはそれをとりまく様々な要因、考え、見つめ直さなければいけないことが山積していて混沌としています。

また、不妊治療の過程ではいろいろな選択に迫られることも多く、

その度にこれまで曖昧でなんとなく流れに乗って(流されて)来た人生の中でなぁなぁになっていた、

本当はすごく重要なことに向き合わざるをない局面にぶち当たることが増えたように思います。

また、悩むことも増えて同じような悩みを持つ同士や先輩達の書き綴ったブログやコラムなどに目を通すことも多くなったことも、考えることが増えたきっかけになっています。

 

最近考えたことの一つ、

「そもそも私はなんで子供が欲しいんだっけ?」

という一つの問いかけです。

 

そもそも、私は小さな頃から「将来こうなりたい!こんな職業に就きたい!」という明確な夢や目標がありませんでした。

ただ、勉強は好きではなかったものの不得意でもなかったため、田舎者だった私は

「東京の大学に行って、都会に住んでみたい」

そんなぼんやりとした目標を胸に受験勉強をしていました。

無事に大学に入学、就職活動の時期になってもこんな仕事に就きたいという夢は特に湧いて来ず

「なるべく大きな会社に入ってそれなりの時期に(行き遅れない程度で)結婚できればいい」

大きな志もなく、将来ビジョンもないままに社会人になりました。

 

初めて入った会社はそこそこ大きな会社ではあったものの、業界的にかなり過酷。

2年目の時早々に転職を決意します。

 

この時転職した会社が、私のその後の社会人生活を大きく変化させてくれることとなった、外資系の企業でした。

日系の会社と違い、頑張り、実力を認められればどんどん新しいことに挑戦させてもらえる社風で

1社目の風土が肌に合わず、「私って仕事できないタイプの人間だったのかなぁ」と落ち込んでいた私が

2社目の自由で、裁量を与えられ、責任ある仕事を任せてもらえる、どんどんと成長させてもらえる外資系の社風にドンピシャ噛み合ったんです。

 

  • ヒールを履いて、朝から晩までデスクワークと商談と会議に奔走
  • 出張や接待も多く、移動の疲労や時差もあり不規則な生活(その時は無意識でしたが)
  • 楽しくもストレスの多い仕事終わりの夜は、友達や仕事仲間とビールざんまい
  • 土日も必要あればPCを開いてあれこれ仕事のことを考え、プライベートの旅行先でも移動中はPCを開ける(これに対して不思議と嫌な気分はしなかった(一緒に旅行している家族や友人は今考えてみると嫌だったかもですが・・😥))
  • ・・・・

仕事や仕事を通して見ることができる新しい世界が楽しくて、眩しくて、夢中でした。

合わせて2社の外資系企業を経験し、5年半の間いわゆる「バリキャリ」でした。

 

気づけば30歳目前になっていて、本格的に婚活しないとと焦りはじめた私は

壮絶な婚活期間を経て、29歳11ヶ月の時今の主人と出会い、翌年結婚、今に至ります。

 

「子供が惜しい理由」

というタイトルで、なんで過去の私の仕事模様を振り返ったかというと、

「どうして子供が欲しいんだろう?」と自分自身と向き合った時

強烈に影響を与えているのが、この私が猛烈に仕事をしていた時期だということに最近気づいたからです。

 

ここ数年、人生の「フェーズ」っていうものを意識するようになった気がします。

猛烈に働いていた頃は、社会人になってからの「フェーズ1」だったのでそれを感じることがあまりなかったのですが、

30歳目前で結婚に向けて焦り始めたあの感情・・・「フェーズ1」から、別のフェーズに移行する時が来たという感覚がありました。

簡単に言うと、「もう仕事は十分やりきった!次のライフステージに移行したい!(意訳:そろそろ周りも既婚者増えて来たし、乗り遅れたくない、結婚したい!)」という気持ちです。

本当に仕事は思う存分やりきった感があったので、心置きなく次のステージに行けると感じていました。

 

結婚相手がどんな人になるか全く予想もできていなかったその頃の私は、

仮に転勤族のような働き方の人が相手になり、私が仕事をやめなくてはならなくなっても、心置きなく辞められる、仕事にもう未練はないと、

心から言い切れるまで結婚はできないんじゃないかと思っていました。

だから、全身全霊で仕事に向き合えるのは今だけ!と20代で仕事に燃えまくっていたのかもしれません。

 

そんなタイミングで出会った今の夫との結婚はトントン拍子に話が進み、

あっという間に結婚、東京を離れ二人で地方への移住と、私の「フェーズ2」は順調にスタートを切りました。

結婚を機に働き方を変え、それまでのバリバリ第一線完全戦闘モード!ではなく

リモートワークで時間と場所にとらわれずに、自分や家族との時間と両立させながら働こうと働き方を模索し、今の働き方にたどり着いてひと段落したところです。

 

移住も落ち着き、新しい働き方の仕事も落ち着いた。

落ち着いてしまうと、ここ1年ほど、パワーやエネルギーがどこか有り余って不完全燃焼な感がじわじわと湧いて来ていました。

そうなんです。このフェーズ2の中に「子育て」という要素を無意識に想定していたことに気づいたんです。

 

地方移住は、東京に疲れていた自分たちのためでありつつも、知らず知らずに「地方で子育てできたらいいな」という考えが、

働き方を変えたことも、もうバリキャリはやりきった!結婚したんだから家事もちゃんとやりたいし、自分や家族の時間も大切に!という考えの中に、知らず知らずに「子供との子育ての時間」を想定していたんだということに。

そして今、その「子育て」という要素がなかなか訪れないことで、

生活の中でどこか手持ち無沙汰な、物足りなさというのか、肩透かしにあっているような状態に陥っているんだと気づいたのです。

 

でもこれって、「もともと想定していたものだから、今それがなくて物足りないから子供が欲しい!」って、本質的な子供が欲しい理由ともどこか違いますよね。

どうしてこんなに無意識に、子育てを組み込んで想定したライフスタイルに変化させていたんだろう・・・?

そこまでして子供を望む私の心の声に、自分自身がまだちゃんと向き合えていないことにも同時に気づきました。

 

自分自身をしっかり理解して、赤ちゃんを迎え入れたいという気持ちを早く自分の中で確かなものにしておこう。

その方が、赤ちゃんも安心して来てくれますよね。

そう思って、最近また自分自身と向き合う時間を意識するようにしています。☺️