なんでも気持ちが通じていると思っていた夫との考え方の違い〜男脳と女脳?
妊活をはじめてから、同じ事象を目の当たりにしても
夫と私でこんなに感じ方・捉え方が違うんだな〜と思うことが増えました。
普段の夫と私は感性や価値観がすごく近くて
どこに住むか、どんな働き方をするか、どんな将来にしていきたいかという大きな選択から
今日何を食べようか、週末どこに行こうか、この服安い?高い?欲しい?というような小さな選択まで
お互いの意見を尊重しつつ、そもそも好みが近いこともあり、ぶつかることは今までなかったです。
それに、多少自分の好みや考えとは違う部分でも、夫ならこうするだろうな〜、妻(私)ならこっちを選ぶだろうな〜と
お互いの志向を理解できている部分があり、お互いの志向を踏まえつつ選択することも合間って
そういう意味でも二人の間で意見や考えが大きくかち合ったことは今まで記憶にないです。
そのようなこともあって、
「夫は私の考えや気持ちを完全に理解してくれている」
「いちいち口に出さなくても、察してくれる」
という安心感・信頼感。完全に信じきっていて、逆にいうと油断がありました。
妊活をはじめてからも、基本的な方向性、考え方はもちろん一緒なんです。
でもなぜか、妊活や不妊治療にまつわることで、言い争いや考え方の違いでぶつかることが何度かありました。
細かい部分で私がモヤっ!イラっ!とすることが増えたような気がします。
先日あった一例をお話しすると、、
ある日の休日の夜。
私の母が、義母に送ったお中元が届いたよ〜おいしかった!(フルーツを送ったようです)という電話が義母からかかってきた時のこと。
たまたまその日義母は、先日第二子を出産したばかりの義妹の家にいたようで、上の甥っ子に電話を代わったりしながら
私たちも二人で話ができるようにスピーカーホンで話していました。
甥っ子は2歳半で、前回会った約1年前から飛躍的におしゃべりが上達し、かわいい声で私の夫の名前(なぜか覚えているらしく)を連呼していました。
かわいい〜〜と楽しそうに満面の笑みで甥っ子と話をする夫。
そのの様子を見ている私の心の中は。。。
(この前お腹にいた子がいつの間にこんなに大きくなったんだ。。その間私たちは何も進んでいない・・・甥っ子でもこんなに可愛がる夫なんだから、自分の子だったらどれだけかわいがるんだろう・・・早くうちにも赤ちゃん来て欲しい・・・夫をパパにしてあげたいのに、、待たせてばかりで申し訳ない・・・辛い・・・😢)
電話を切ると、夫は一言。
「早く〇〇(甥っ子の名前)に会いにいきたいなぁ!!コロナ早く収束しないかなぁ!!」(満面の笑み)
私は、「その頃には私のお腹にも赤ちゃんがいるといいな・・・」と返すので精一杯でした。
「私も会いにいきたい!」とは、言えませんでした。
仮に今、コロナウイルスの状況がなかったら、恐らくこのお盆休みに家族集まる機会があったんじゃないかなと思います。
その時に、かわいい甥っ子達に会っても、心の底から笑顔で接することができるか
正直今の私には自信がないです・・・
(いいないいな、私も早くほしいな。なんで私だけ・・・)という気持ちが先に来てしまう気がするんです。
そのあと、夫に八つ当たりしてしまいました。
「不妊治療のクリニックに、子供を連れて来ちゃいけないルールがあるの知ってる!?なんでかわかる!?」
夫はそのルールも知らなかったようで、なんでそんなルールがあるのかもとっさにピンとはきていないようでした。
今は赤ちゃんや小さな子がいるところで心から笑えないし、自分の立場と比較してしまって辛い。
結婚して2年経つのにまだ赤ちゃんできないのかな?となんとなく周囲に気遣われるのも辛い。
今は甥っ子達に会いたいとは思えないと。
そういう気持ちを夫に伝えて、私の言い方がキツくなってしまいその夜はふてくされて別々の部屋で寝ました。
翌日の朝、「配慮が足りなかったよ、ごめんね。」と夫は謝りに来てくれました。
妊活、不妊治療に面と向かって向き合って、なんだか自分の心の狭さ、嫌な部分がどんどん表に出てくる気がして悲しくなることがあります。
タイトルには、男脳と女脳の違いで考え方が違う?と書きましたが、本当は違うこともわかっています。
妊活、不妊治療ではどうしても女性側に身体的にも精神的にも負担が偏りがち。
それであったとしても、相手を思いやって寄り添って一緒に進んでいくことが必要なのに、頭ではわかっているのに
どうしてもいっぱいいっぱいになって、すごくセンシティブに、ナイーブになって
普段気にならないことでも、気になって、私がイライラしてしまうことが
ぶつかってしまう原因なんだろうなと思います。
それでも、浮き沈みのある不妊治療中、体を張って痛みに耐えなくてもいけなくて、時間もお金も負担が大きくて。
普段の穏やかな精神状態でいられないのは、仕方がないことですよね。
こればっかりは、女性にしかわからない部分も大きいのかもしれない。
「夫ならなんでもわかってくれる」
ではなくて、
「夫にもわかってもらえるように」
伝えたり、考えを共有したり、意識的にしていく時間をとることが大事なんだなぁと感じています。